ボキャブラリが増えない！英語のボキャブラリを増やす方法はあるの？

学生時代、テスト前などに単語や熟語のリストを頑張って書き写しながら暗記したり、フラッシュカードを作ったり、ヘッドフォンで単語を聞いて覚えた経験を持つ人も少なくはないと思います。
しかし、テストのために頑張ってたくさん覚えたボキャブラリは、少し時間が経つと忘れてしまったりしませんでしたか?せっかく覚えた単語や熟語も、英会話の中でどのように使ってよいのか分からず、会話に活かせなかったことはありませんか?

逆に、なぜか一回で覚えることができ、忘れない英単語やフレーズなどもありませんか？それは、誰もが知っている映画の名シーンのセリフだったり、英会話の先生がいつも決まって言うフレーズだったり、読んでいる本に繰り返し登場する単語だったり、言ってはいけない“悪い”言葉や捨て台詞などだと思います。

印象に残ってすぐに覚えてしまう単語やフレーズは、その時の特別なシチュエーションや強烈な印象と関連づけられて記憶されています。単語ひとつだけ、熟語だけではなく、会話全体の中で、前後関係や背景への理解があるからこそ、そのボキャブラリの持つ意味合いを理解して自分のものとして取り入れることができるようになるのです。

ボキャブラリを増やすための方法は、人によって何通りもあると思います。大切なことは、一度に大量の単語を覚えようとせず、小さな目標を設定して、楽しく続けていくことだと思います。

勉強のスタイルは人によって異なりますので、書いて覚える、声を出して覚える、聞いて覚えるなど、やり方は様々だと思いますが、まずは以下を試してみてください。

• 自分の興味ある分野の単語を覚えてみる
• 自分の生活に関連性の高いものから覚えてみる
• 1日、１週間で覚えたい単語の数を設定する
• 単語がどのように文中（会話中）で使われているのかを調べて確認する　→　例文を載せながら覚えていく
• 練習相手がいれば、英語で劇をやってみる

　→　もちろん、一人二役でもOK！

もちろん、上記の全てを試さないといけないわけではありません。絵を描いて覚えるなど、他にも方法は様々あります。重要なことは、継続してやること、間違えることを恐れずに覚えた単語を使ってみることです。間違いは恥ずかしいことではありません。

英語のボキャブラリを増やすには、なるべく英語に触れる時間をたくさん持つことが近道だと思います。会話だけでなくともリスニングやリーディングをとおして英語に浸かる時間が長ければ長いほど、ボキャブラリを増やす機会も多くなります。

ボキャブラリは、その人の仕事や興味の対象によっても、使う頻度の高い言葉もかわります。場所が海外になると、日本での生活では出会うことのない、現地の生活習慣に由来する単語や現地でしか存在しない固有名詞などもたくさん登場します。イギリスにはイギリス特有のボキャブラリがあり、アメリカもカナダもオーストラリアも、国が違えばその土地特有のボキャブラリが存在します。特に、スラングなどは国によって大きく異なります。現地の人との会話は、新しい言葉を覚えるチャンスもあり、それを覚えると会話も楽しく弾むと思います。印象に残るシチュエーションで聞いたり見たりして覚えた言葉は、その思い出と共に簡単に忘れることはないはずです。

たとえ短くても、旅行や留学などの小さな冒険を計画して現地に飛び込んでみるのもおすすめです。毎日がボキャブラリを増やす刺激の連続となると思います。