アメリカ英語とイギリス英語の違いは?
ボキャブラリを増やすには、毎日継続して新しい単語を覚える努力が必要ですが、なるべく楽しく勉強ができればと思います。日本語も場所が変われば単語の呼び名や形容詞が驚くほど変わったりするものがあります。英語も例外に漏れず、国や土地が変われば発音だけではなく、単語そのものが変わったりします。
同じものでも国が違うと呼び名が違う単語
例:
①テイクアウト
(米)takeout
(英)takeaway
②駐車場
(米)parking lot
(英)car park
③フライドポテト
(米)French fries
(英)chips
④ガソリンスタンド
(米)gas station
(英)petrol station
⑤クッキー
(米)cookie
(英)biscuit
アメリカでは、biscuitは、英国のプレーンスコーンのような外側はサクサク、中はふっくらしたパンです。
⑥エレベータ
(米)elevator
(英)lift
いくつかはご存知だった単語もあったでしょうか。
英語のスラングは国が違うと難しい
1997年のイギリス・アメリカ制作の映画、「フル・モンティ(英タイトル:“The Full Monty”)」は、イングランド北部の街を舞台にした、失業した労働者たちの心温まるコメディですが、この映画のアメリカでの上映の際は、イギリスのスラングが分からないアメリカ人のためにスラングガイドを配ったとか、字幕がないと理解ができないという人もいたそうです。この映画を観るまで、”full monty” がイギリスのスラングで「全部」、「全体」、「裸」を意味することを知らなかったアメリカ人が大半だったようです。日本人の私は、この映画を見た時、字幕を見ずには聞こえてくる英語のほとんどを理解することができませんでした。
“bloody”は、通常、「血を流した」とか「血なまぐさい」などという形容詞ですが、イギリスのスラングでは、他の言葉を強調するためや罵り言葉(swear words)に使われます。”Bloody math is bloody difficult.” “Bloody hell.”など。
イギリスでは、「良い」とか「素晴らしい」という意味で”cracking”という言葉をつかうことが多いです。たとえば、“We had a cracking time.” など。人には、”cracker”を使います。 しかし、アメリカでは、”cracker” を人に使うと侮辱的な表現になってしまいますので注意が必要です。
今回はイギリスやアメリカで話される英語に注目してみましたが、興味のある国、行きたい国の国について調べるのも楽しいと思います。
次回も引き続き、英語や学習方法についてお届けします!